では、これのサイクルを延ばすにはどうすればいいのでしょうか?
新築、リフォーム等で効果的なのは軒を大きく張り出す事ですね。
軒の出幅と家の耐久性は比例するとよく言われています。
とにかく、大切なのは壁から垂れてくる雨水を切ってやる事です。
サッシの上端に水切さえもないような納まりの住宅が増えています。
これでは躯体の壁から垂れてくる雨水等で木部が劣化しやすくなります。
如何に雨水をきってやるかですが・・・出来れば
木製サッシの場合は最低でも小庇(こびさし)は取付して欲しいですね。
窓のすぐ上にでも小庇でもあれば全然変わってきます。
小庇というのは文字通り庇(ひさし)でこれの出幅が300mmでもあれば
木部の劣化(ダメージ)は小さくなります。
MADOXホームページのトップの写真のような感じですね。
また、夏場はこの庇に「簾(すだれ)」等を取付すれば強烈な日差しをここで遮る事が出来ます。
この場合は窓の外で熱を遮断しますので室内に熱が入っていません。
一般的に室内側にカーテン、ブラインド等を設置している場合は既に室内に熱が浸入しています。
これだけでもエアコンの効き方、電気代も大きく変わってきます。
また、植樹も大きなポイントですね。
土地に余裕があればの話ですが・・・南、西面等に広葉樹を植樹します。
夏場は葉が茂り強烈な日差しをこれが防いでくれます。
また、冬場は落葉して日差しが室内に取り込めるようになります。
まさに天然の庇ですね。