木製サッシの取付が終わりました♪
長らくご無沙汰しておりましたブログの更新です。
今回は木製サッシを取付している最中のお話です。
写真は神戸市の北野異人館近くにあるT様邸の現場です。
躯体はRC(コンクリート)造ですので溶接止となります。
えっ・・木製サッシなのに溶接って・・。
一般的に躯体が木造の場合は木ビスを柱に揉んでサッシを固定致しますが、
RC造の場合は現在ではほとんどが溶接止となります。
昔は「木レンガ」というものを躯体コンクリートに打ち込みして木レンガに対してサッシを木ビスにて固定する工法もありましたが、現在ではほとんど行われておりませんね。
で、溶接ですが、木に直接は溶接出来ませんのでFB(フラットバー)と呼ばれる
鉄製の板を木製サッシの枠の小口(奥行部)の四周に取付をしてそれにアンカーで
溶接止めを行います。
今回は硝子を既に嵌めこみしている状態での作業ですので、
焼けの問題もあってしっかりと養生を行っています。
写真は溶接止めをした直後で枠と躯体とのチリ(隙間)がありますので
ここにトロ詰めと呼ばれるモルタルを流し込んでしっかりと固定します。
RCに木製サッシは意外に似合うんですよ・・ホントに。
竣工は秋頃を予定されていますので完成後の写真はその時にUP致します。
お楽しみにしておいてください。
しかし、神戸の北野異人館界隈は雰囲気が何とも言えません。
日本なのに異国の香りがして歴史を感じさせる処ですね。
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