昨日、商品紹介のページでもご紹介致しました。
クワトロガラス(4層硝子)です。
木製サッシの命ともいえる断熱性能は開口部の多くを硝子が覆っています。
一般的にヒートロスが多いのが開口部とも言われていました。
これまではペアガラス、トリプルガラス(硝子が3枚、空気層が2層)を中心とした構成でLOW-E硝子を組み合わせて断熱性能を高めていましたが、この度、クワトロガラス(硝子が4枚、空気層が3層)を開発致しました。
商品化という事では世界でも類を見ないものです。
空気層のスペーサーも通常のアルミ製ではなくグラスファイーバー製(写真で黒く見える所)としておりエッジ結露も追放しています。
硝子だけで総厚60mm!というサイズになります・・普通のペアガラスが総厚で約20mmですから3倍の厚さですね!
クワトロガラスの向こう側にクリスタルの器に入っているバラが見えますが、
4枚のガラス(空気層が3層)の向こう側にあるのが分かりますか?
熱貫流率(U値)という熱の移動を表す単位があります。
熱の伝えやすさを表した値で数値が小さいほど断熱性能が良くなります。
気象条件が厳しい北海道ではこの数値が1.0以下の性能値を求められる事も多くなりました。
今回のクワトロガラスは室内側と室外側の2枚のガラスがLOW-E硝子で、センターの2枚は通常フロート硝子の組み合わせ、3層の空気層にはアルゴンガスを封入しています・・これでU値が0.36という驚愕の数値になりました。
ここまでガラスの性能が上がると躯体の壁と同等かそれ以上の性能を持っています。
ある意味「透明の壁・・開け閉めできる動く透明の壁」と言えるかも知れませんね。
今後、これを木製サッシにSetするためにサッシ断面形状等を検討致しますが、開き窓でのサッシ本体でのU値は恐らく0.5~0.6になると思われます。
ご関心のある方は是非お問い合わせください。
今後にご期待ください♪
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